ブレーキは踏力にリニアな効き方をするのが正しいセッティング。
踏力リニアなブレーキは軽い力で踏んだときは軽くしか効きません。強く効かせたければ強く踏み込む、ただこれだけ。
しかし、巷に出回っている大半の車はブレーキに軽く足を乗せただけで結構しっかりと効いてしまう初期制動過剰なセッティングになっています。
おそらく、高齢の方など、足腰がだいぶ弱い人にとって踏力にリニアな効き方をするブレーキは、普段の運転でグッと踏み込むのがしんどいだけでなく、緊急時に操作遅れや急ブレーキが踏めない危険性が高くなってしまう。これは若くて元気な人には想像しにくい感覚なのだろうと思います。
ここでブレーキをしっかり踏み込めないような人は運転すべきでない、と正論をかざすのはナンセンス。比較的少数とはいえ、足腰の弱いドライバーを置き去りにした車づくりはできないのが現実と思います。でもやっぱり踏力リニアであって欲しい。例えば、デフォルトは初期制動が強いセッティングにしておいて、ボタンなどでスポーツモードを選択すると踏力リニア仕様に変わるというしくみがあっても良いのでは?「スポーツモードでなぜ効きが悪くなるんだ!」とクレームを入れる残念な人が出てくることは想像に難くないけれど…。
トヨタ86の純正ブレーキは踏力リニアタイプ。多くの人から「効きがあまい」と言われるけれど、しっかりペダルを踏み込めないほど足腰の弱った人は86のユーザー層にほぼいないと判断してセッティングされたのではないかと想像します。だから、若くて元気な人が86のブレーキを「効きがあまい」と感じるなら、自分の感覚を疑ってみることをおすすめしたい。減速をコントロールすることとはどういうことか、考え直すいいきっかけになるかもしれません。


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